こんにちは、りんです。
2024年7月に受験したITパスポート試験に無事合格しました。
仕事で特にIT企業に勤めているわけでもなく、職種もITに触るような仕事ではないので完全初心者スタートでしたが、計30時間という短時間(ほぼスキマ時間の活用)で合格することができました。
ITパスポート試験の概要から私の実際の勉強方法などを解説しますので、これから資格にチャレンジする方にぜひご覧いただければと思います。
それでは~~~、スタート!!
ITパスポート(Iパス)とは?
近年注目が集まっている資格試験です。難易度は高くありませんが、国家資格です。
なぜ注目が集まっているかというと・・・
- ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
- 情報系の入門資格の位置づけで、多くの企業で採用活動や若手研修の一環として取り入れられています。
- 合格することにより、ITに関する基礎知識を習得していることを目に見える形で証明できます。
- ITに関する知識だけでなく、企業活動・経営戦略・会計・法務など様々な分野の基礎的な知識(社会人教養)を習得できます。
つまり、ITに特化した資格というわけではなく、広く浅く現代社会人(特にサラリーマン?)に必要な知識をぎゅーーーっと詰め込んだ超学習効率の良い試験!ということです。
そりゃ企業の人事は活用しますよね
私自身、勤めている会社でIパスが推奨資格となり、社内広報されるようになったので興味を持ったのがきっかけです。
出題範囲について
先程、社会人教養としての知識を幅広く習得できると述べました。
つまり、出題範囲がけっこう幅広いのです。
- ストラテジ系
- マネジメント系
- テクノロジ系
大きく分けて上記3分野です。
〇〇系って結局何が出るの?って感じだと思うので説明していきます。
ストラテジ系
- 企業と法務
- 経営戦略
- システム戦略
1.企業と法務 では企業活動を行う上で知っておく必要がある企業体系についてや法律知識などを学びます。
財務諸表の読み方やデータ分析手法について学んだり、特許法などの企業財産を守る・価値を高めるために必要な法律知識、IT関連法、労働基準法などについて学んでいきます。
2.経営戦略 ではSWOT分析やPPT分析などの企業の経営について分析する手法について学びます。
3.システム戦略 では情報システム戦略の立案方法や業務プロセスについて学びます。
マネジメント系
- 開発技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
4.開発技術 ではシステム開発の流れについて学んでいきます。私はシステム開発の経験がなかったので、へえ~そういうふうに工程ごとに分けられているのか!と素直に発見の気持ちでした。
5.プロジェクトマネジメント ではプロジェクトマネージャーの役割やどのようにプロジェクトを管理すればよいのかという手法について学習します。IT関係なくいろいろな業種の方に役立つ知識だと思います。
6.サービスマネジメント ではシステムを提供した後にサービスをどのように維持・改善していくのか、ということについて学びます。
テクノロジ系
- 基礎理論
- コンピューターシステム
- 技術要素
ついに、「ザ・IT資格」って感じの分野になります。
7.基礎理論 では、コンピューターの世界の計算処理、2進数や16進数の処理データの単位、プログラミング関数など、学生時代の情報や数学の授業で出てきた内容という感じです。計算問題がどうしても苦手な方は捨ててしまってもよいかもしれません。あとは、エクセルでif関数などを使っている人はプログラミング関数についてはとっつきやすいかもしれません。私は完全には理解できないまま試験に突入しました。
8.コンピューターシステム ではシステム内の処理方法や記憶媒体の種類、信頼性などについて学びます。
9。技術要素 ではデータベースやネットワークについて学びます。データベースについては、エクセルをよく使う方はあまり難しくないと思います。ネットワークについては、LANとWANなど言葉の意味を覚えていく形なので、学習に困るところは少ないです。
試験形式
テストセンターのPCで自分の都合のいい日時を予約して受験します。(CBT形式)
四肢択一形式で全部で100問を120分制限時間で回答します。
(途中退室も可能で、試験終了と同時に結果がわかります。)
ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度
の計100問で1000点満点
総合点が600点以上かつ3分野それぞれが300点以上
つまり、全体で6割を超えて、苦手な部門でも3割を切っちゃダメーってことです。
(単純に1問何点、というわけではなく多少傾斜がついているようでした。)
極端な苦手分野を作ってしまうと合格が難しくなるので、全体的に得点できるように捨て範囲を極力作らずに浅く広く勉強していきます。
勉強方法
最初にやること「YouTube:ITパスポート絶対合格の講座」の動画を見る
全分野ではないのですが、『ITパスポート絶対合格の教科書』というテキストの著者高橋京介さんが無料解説してくれています。
通勤時間に2倍速で全部一回見ます。(頭に入らないよ!って人は2倍速でなくてもいいですよ)
これでなんとなく重要単語が聞いたことあるな、の状態になります。
2つ目にやること「ITパスポート絶対合格の教科書&ITパスポート絶対合格の問題集(アプリ)」
ITパスポート絶対合格の教科書
ITパスポート絶対合格の問題集をDLします。
ひたすら問題集を進める→該当のテキストを読んで確認する を繰り返し、まずは耐えながら1周やります。
どんな資格試験でもそうなのですが、1周目ってほぼわからないのでめちゃくちゃしんどいです。
これはあなたが勉強が苦手だから、とかそういうことではないです。
私は一応センター試験で9割程度獲得し、それなりに学生時代には勉強に取り組んできたタイプですが、資格試験の1周目はしんどいし投げ出したくなります。
ここで耐えるか、続けるか、それとも本を閉じ、あきらめるのか
資格試験で受かるか受からないかってよっぽどの難関資格でない限りこれだけです。
継続して問題集をまず1周
それができたら1周目で間違えた問題を2周目
3周目・・・と時間の許す限り続けるだけです。
☆問題集の取り組み方の注意点☆
問題を解いて〇× それだけじゃ意味ないんです。
なぜなら問題集に載っている過去問はそのまま出るわけではないから。
少し文章を変えて、〇×を入れ替えてきたり、テキストで同じページに書いてある周辺知識が問われたり。
だから、問題集⇔テキストを往復することが大事!!
☆往復のやり方☆
テキストが大事!っていうと、最初からテキストを読み始める方いると思うんですよ。
これめっちゃ時間かかる割に全然脳みそに定着しないんです。
人間の脳ってできるだけ知識を使ったり、体験したり、感情とくっつけて記憶したりするようにできています。
全然わからない分野のテキストを読んでも眠くなる効果しか残念ながらありません。
まずは問題集→間違えたところを重点的にテキストで確認して復習!の流れです。
1周目は確認することが多すぎるので本当にざっとでよいですよ。周辺知識は2,3周目の余裕が出てからでいいです。
4択のすべてに対して、なぜこの選択肢は×といえるのか?〇といえるのか?を確認しながら進めてください。
2周目以降はこの関連用語と混同させようとしているひっかけ問題だ!引っかからないぞ!とか問題の意図を想像しながらいちゃもんつける感じで進めると、少なからず自分の感情がリンクされて、次の周回の時に結構記憶に残りやすくなります。
最初にやってもらったYouTube学習は1周目のきつさを軽減するための施策です。
私はこの問題集のやりこみを3周やっています。
その段階で、問題集の問題は9割ほど正解できる状態になっていました。
\これだよ~本でも電子書籍でもOKだけど電子書籍はスマホでも読めるから通勤時間も活用しやすい☆/
本番直前2時間:絶対合格の教科書に掲載されている問題を超高速で解く
書かなくていいです。頭の中で知識を呼び起こす練習として行います。
私はこの試験直前のテキスト確認で復習していた内容がガンガン試験に出て超ラッキーでした。
(それだけこのテキストがきちんと分析してまとめられているということだと思います。)
意外とシンプルな方法で割と高得点が取れる
いかがでしたでしょうか。
目新しくもなんともない、普通の試験対策方法だったと思います。
でも、意外と問題集をなぜ〇か、×かまで答えられるようにやりこむのってできていない人が多いのではないでしょうか。
ITパスポートは合格率50%前後の試験で、単純に二人に一人が受かります。
簡単そうですか?
逆に言えば二人に一人は落ちるんですよ。
これだけ企業が推奨しているので会社のお金で受けに来て、全然勉強してなかった、みたいな人もいるかもしれませんが・・・
せっかく時間を使って受験するのですから、毎日30分でもよいので継続学習してみましょう!
一発合格はすぐ目の前ですよ☆
(このブログを読んで合格できた!勉強が継続できた!という方はぜひコメントくださいね☆)
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