※ネタバレ要素が含まれます※
前回までのおさらい
趙軍へ2回の大敗を許した秦軍。
武力による中華統一に向けた逆転の一手として韓攻めに出ることに。
韓攻めを行うのは謄軍と飛信隊の連合軍。
につづき、さらに10万の軍!?
韓王都”新鄭” 合計26万の軍を前に決断・・・
騰軍&飛信隊の連合軍の後ろからさらに10万の軍が進軍中という報告が届いた韓王都”新鄭”
国境付近の南陽城に対しては失う勇気を持ち、そして失ってはならない“王都”に全ての軍を終結させる
それが王の決断でした。それに対し、民はどうなるのかと憂う寧姫。
しかしながら幕閣の1人が、南陽城主の“龍安”は最も有能な城主であること。それがこの状況においてせめてもの救いであると告げるのでした。
“南陽城” 城主龍安の器
南陽へ王都へ全軍を送るようにとの伝令が到着。
取り乱し、我らだけでも戦おうと話す王の側近たち。
しかし、城主龍安は「取り乱すな、軍は王都へ送る。南陽は無血開城する」と告げます。
そして、民を城外へ逃すように指示し、側近たちはその脱出の助けという名目の元、
側近たちも逃すこととしました。
城の民、部下、自らの家族を逃す手筈を整えた城主。
いざとなったら自分の釘を差し出して1人でも多くの民を救わねばならぬと言い、
自分は城に残るのでした。
そしてそんな城主を慕う側近の老人たちは、『我らどうせすぐ年で死ぬからの』と、城主を最後まで支え、城に残ることとなりました。
無血開城の知らせを聞いた騰軍と飛信隊
城から兵が出て行ったことを知り、よく分からないけど戦わずして勝った!と喜ぶ飛信隊員たち。
驚く信。そして超ドヤ顔の羌廆。
ココココ、と笑う騰将軍。
見事に羌廆の策がはまり、兵の損傷を0とし、王都へ進軍することを可能としたのでした。
第三の軍の中身とは?
宮廷にて、軍総司令昌平君へ事前に10万の軍を追加で興すことを願い出る騰将軍。
今10万の兵など生み出せるわけがない!と話す隣で聞く昌文君。
兵士でなくて良い、そう見えれば良いだけだ。騰将軍が昌平君に伝えます。
なるほど、それなら可能だ。と昌平君。
全土より兵士の対象とならない老人を徴収し行軍させ、無血開城に至ったのを確認次第老人たちの行進は終了。
そこで賃金を与えて解放したのでした。
見事な羌廆の策でしたね!
今攻めに来ている飛信隊が略奪や虐殺を行わないことが他国に知られていることも無血開城を後押しする要因となったと思います。
信の“甘っちょろ”と言われがちな信念による勝利。
激アツ展開です。
今後の展開は・・・?
前回の私の考察通り、数で圧倒し、戦わずして降伏させる。それが羌瘣、謄の作戦でしたね!
”無血開城”となったことで、いずれ秦の領土・領民となる韓の土地や民、何より兵を削らずに、次の趙軍との戦いへ備えることもでき、憎しみの連鎖も少ないものとなりそうです。
今後の私の注目ポイントは
- 趙・魏の国境での戦いの様子は?
- 王都戦の全貌は?
- 韓との関係を良好なまま秦と一つになることはできるのか?
です!!!
↓信が韓を訪れた話が読める!単行本はこちら!↓
コメント